2024年考研备考火热进行中,很多考生都在紧张的复习着,为了帮助大家能够更好的复习,小编为大家整理了“2024考研二外日语练习:枕草子(まくらのそうし)”,希望能给同学带来帮助。
2024考研二外日语练习:枕草子(まくらのそうし)
清少納言(せいしょうなごん)平安中期
①冒頭部(春):
春は曙(あけぼの)。やうやう白くなりゆく山際(やまぎは)、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
春は曙がいい。次第に白んでいくと、山際の空が少し明るくなって、紫がかった雲が細くたなびいているのがいい。
②名場面(夏):
夏は夜。月の頃はさらなり、闇もなほ、蛍飛びちがひたる。雨など降るも、をかし。
夏は夜。月が出ているときは言うまでもない。闇夜であっても、ほたるが多く飛び交っているのはいい。また、ほんの一、二匹などが、ほのかに少し光って飛んでいくのも趣がある。そんな夜には、雨など降っても風情がある。
③名場面(秋):
秋は夕暮。夕日のさして山端(やまぎは)いと近くなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ二つなど、飛び行くさへあはれなり。まして雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆる、いとをかし。日入りはてて、風の音(おと)、虫の音(ね)など。
秋は夕暮れ。夕日がさして山の端にとても近くなっている頃に、烏がねぐらへ行こうと、三羽四羽、二羽三羽などと飛び急ぐのさえ、しみじみとした情緒がある。まして雁などが連なって、とても小さく見えるのは実に趣がある。日が入りきって、風の音、虫の音などが聞こえるのは、やはり何ともいえないものだ。
④名場面(冬):
冬はつとめて。雪の降りたるは、言ふべきにもあらず。霜などのいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭(すみ)持てわたるも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、炭櫃(すびつ)・火桶(ひをけ)の火も、白き灰(はひ)がちになりぬるは悪(わろ)し。
冬は早朝。雪が降ったのは言うまでもない。霜がたいそう白いのも、またそうでなくても、とても寒い朝に、火などを急いでおこして、炭を持ち運ぶのも冬の朝に似つかわしい。昼になり、寒さがだんだんゆるんでいくと、火桶の炭も白い灰が目立ってきて感じ悪い。
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