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2024考研二外日语练习:人工知能について
人間の力には限りがある。普通の人間として、一日の24時間に(→を)休まずに働き続けることは不可能だ。われわれ人間は、ご飯を食べる、あるいは目をつぶって寝ることでエネルギーを回復させ、また勉強や仕事などを再開する。
人間に対して、機械は食べる、休むなどの必要がないようだ。それで、産業革命から仕事が大幅に機械に取って代わられ、労働生産性が著しく伸び始めた。さらに、現時代では、科学技術の発展による人工知能の成長は、人間の生活を大きく変えつつあり、人間の地位を動揺させるまでにも至った。例えば、AlphaGoが世界トップレベルにある将棋チャンピョンを負かし、勝者になった。ある程度上、人工知能はたしかに人間より強いといっていいだろう。
討論の範囲を縮めて、われわれ外国語学習者に密接に関わっているところを見てみよう。
外国語学習者にとって、翻訳は外国語を理解する基礎だと私は思っている。人工知能技術がめざましく発達し、それを活かしてできたのは様々な翻訳アプリだ。そこにおいて最も注目されたのは「Google翻訳」で、多言語の支持と翻訳の精度が人々に驚かせ、日常生活で使われている。「Google翻訳」というようなアプリをダウンロードすれば、別に外国語がわからなくても外国人と交流できるし、人間による翻訳はもう必要がないと指摘されている。
私は、機械翻訳は人間を驚かせる翻訳能力を持っていることを否定しないが、「人間による翻訳はもう必要がない」という見解には同意しかねる。ここで一つ簡単な問題を考えてみよう。もし、川端康成さんの『雪国』を、機械で翻訳すれば、どうなるのか。おそらく作品中に溢れていた(→いる)日本の伝統美、人生の宿命感などのものが全部なくなるだろう。つまり、機械翻訳には限界があるということだ。言語は、その国の特有の文化を背景に発展してきたもので、その素晴らしさが機械翻訳の文字通りに多言語に転換するだけで(は)表現できないに違いない。今の人工知能技術はまだまだ未熟で、人間によっての翻訳に取って代わることができないのだ。もともと翻訳は、原稿に基づいて、言葉の置き換えを通じて、相手に合わせて原稿の意思を伝える技術を指している。それは、柔らかい感受性と理知的な判断力という両方を有する人間でしか身につけることができないものだと私は思う。
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