2022考研二外日语作文:第一篇满分作文!!! 「生きる理由」
2021.07.20 08:59

  

  生きる理由

  人は生きている限り、その身を動かす原動力となるものが必要だ。なぜなら、死という確実な終点があると知りつつも、人は敢えて生き抜こうとしているからだ。それは死に対する恐怖のみならず、もっと崇高な、あるいはそうであるべき理由が働いていると私は思う。

  子供の頃は親に育てられる毎日だった。生きるほど当たり前のことはあっただろうか。しかし、時間の流れとともに、私は色々な知識を身に付け、経験を積んできた。そして、生きることはそう簡単なものではないと初めて分かるようになった。何はさておき、お金はどうしても欠かせないものだ。そのためか、「一生懸命勉強して、いい大学に入って、そうしたらお金がいっぱい稼げて、いい生活が送れる」というのがまるで人の生きる理由としての模範解答になってしまったようだ。現実的に言えば確かにそうなのかもしれないが、高邁な理想を抱いている若者にとっては、それだけでは全く物足りない。

  祖国のために一生を捧げ、社会に貢献する。それは国の未来と呼ばれる私たちにとっての最高の使命と言っていいだろう。私も、そういう人になりたいから、いつも骨を折って頑張ってきた。それこそ私の生きがいだと思い、これからもきっとそうでいて死ぬまで変わりはしないだろうと深く信じていた。

  しかし、ある日突然の思いで、私は疑いを抱くようになった。今まで社会に貢献するということに(→を)気にするあまり、ちと(→ちょっとor少し)現実から離れていたとふと気がついた。思うに、周りの人たちはみな平々凡々と暮らしていた。もし私が正しかったら、彼らはただ生きるために生きている人間ばかりで、存在価値などない。いや、そうではない、そのはずがないと、私はその瞬間、一種の罪悪感に駆られて、胸が裂けるような痛みを覚えずにはいられなかった。

  私は母方の祖父母のことを思い出した。とても楽しいとは言えない子供時代には彼らは私にとって最も頼りになる心の支えだった。彼らがいるかぎり、どんなことがあっても怖くないと思っていた。しかし、中学に入ってから、彼らは相次いで他界した。今でも二人の最期をはっきりと覚えている。その時、家族の涙に潜んでいたのは悲しさだけでなく、その上にも切ない悔しさだった。私はこう思えてならない。彼らは一体何のために生きたのだろう。子供を四人育てて、一生苦労してきて、ようやく安らかな余生が送れると思いきや、また重病にかかって、最後の最後まで苦しそうに過ごしていた。あんなに愛されてきたのに、結局恩返しをする機会もなく全てが終わってしまった。

  生き物はみな希望を子孫に託してこの世を去る。こうやってその希望が代々伝わっていく。しかし、それはおかしい(の)ではない(だろう)か。人が生まれたのはそういう無限な(の)輪廻のためだとしたら、悲しいとしか言いようがない。両親が命を与えてくれた。それなのに、その大事な命を親への恩返しにではなく、いわゆる「希望」を伝えることに費やすなどもってのほかだ。そもそも希望を伝えるというのなら、社会でたくさんの人たちを助けるほうがはるかに効果的で、有意義なはずではない(だろう)か。しかし、我々は、血縁というものを重要視するあまり、本当に大切なものを見落としていたのではない(だろう)か。世界は確かに永遠に発展していくのかもしれないが、人は所詮、「今」という時間を生きるものだ。たかが百年に過ぎない命はいかにも脆くて儚い。死んだあとで希望とか言い出して何の意味があるの(だろう)か。したがって、私は結婚することをやめることにした。自分の命を親孝行をはじめとする恩返しと社会貢献にだけ使うことを決めたのだ。同じ時間を費やすのなら、子供を育てるより、むしろ親を養うほうが、自分にとっても親にとっても「生きる意味」を示せるのではないかとつくづく思った。あの時、みんながあんなに苦しそうに泣いたのもきっと祖父母に恩返しできなかったことを後悔していたからだろう。私は二度とそのような苦しみを感じるのは断じて嫌だ。そこで私の生きる意味が生じたわけだ。

  生きることは、決して希望を自分の子供に託すためではなく、生きる権利を与えてくれた親と生きる方向を示してくれた人たちに恩返しをして、彼らの人生を意味付けるためだと私は思っている。それと同時に、積み重ねてきた知識を活かして、新しい理論や作品を作って後世の人たちに残す。また、先生としてその知識や経験を若者たちに教える。そうしたら、「希望」も広く伝えられ、「生きがい」もさらに感じられるに違いない。

  確かに、それを実現するのにかなりの覚悟と努力が必要だ。むしろそれだからこそやる価値があると言えよう。私の生きがいは私しかできないことにあるということだ。二十年を経て、私はようやく自分の本当の思いにたどり着いた。もちろんこれは単なる個人的な見解で、こうしろとは言っていない。しかし、それは確実に私を動かす原動力となり、どんな時でも明るい未来を示す道しるべとなって、何があっても挫けずに前へ進ませる信念となろう。


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