2022考研日语:平凡な幸せ
平凡な幸せ
高校時代、毎週金曜日の放課後、家の前の曲がり角に立って、静かに私とお姉さんの帰りを待っていた祖父の姿が今でも忘れられない。思い出す度に、目が潤んでしまう。
振り返ってみれば、私はいつも家族に支えられている。小さい頃から私を可愛がってくれた祖父母の優しい微笑み、ご飯を作っている母の後ろ姿、いつも駅まで迎えてくれる父の落ち着いた声、平凡だけど、私にとってはかけ替えのない幸せである。
子供の頃は、体が弱くて、病気になりやすい(orやすかった)ため、母と病院で過ごした思い出がたくさんある。あの頃は、なんという考えもなかったけど、今思えば、喘息で苦しんでいた私の側に寄り添ってくれた母は、私の苦しみを私以上に感じていたに違いない。病気で眠れない夜に、背中を軽く叩いていた母の大きい、暖かい手は今でもはっきりと覚えている。
大学に入ってから、家族と離れ離れに生活することになった私は、家族の大切さを一層強く感じた。どんなに離れて(いて)も、どこか遠いところで、私を支え、私のことを一番に考えてくれる人たちがいると思うと、力が湧いてくる。こんな安心感を与えてくれる家族と過ごしたありふれた日常生活の中に、平凡な幸せがあるのではないだろうか。