2022考研二外日语作文:2016年北京邮电大学619真题
2016年北京邮电大学619真题
八、「勝者と敗者」について六百字程度で述べなさい。(20点)
人は古代から物事の優劣を決め、勝者と敗者に分けることで様々な物事の順調な発展を促してきた。どんな場合でも勝者は往々にして何かしらの成果を得て、敗者は何かしらを失う、もしくは得る機会を失ってしまう。そのため人は淘汰されないために、勝者になることを目指してきた。
その物事の大きさにもよるが、敗者に待っているのは往々にして絶望と後悔であろう。物事が大きいほど、自分が敗者である自覚も強くなる。しかし敗者になったことをいつまでも引きずることが本当の敗者であり、敗者がすべきことは単純で、次に勝者になるために努力することである。
失敗は成功の母というように、敗北から学べることは勝利から学べることより多いという。生まれてから死ぬまで勝者でい続けられる人などおらず、幾度の敗北を経験し、学び、成長した者のみが最後の勝者となれるのである。そのために大事なのは勝利への執着と意志であり、その意志に制限はなく、嫉妬や恨みですら勝利への道しるべとなるのだ。
敗者から勝者に成り上がったものは、最初から勝者だったものより豊かな心を持つことができ、その心はこれからの自信につながってあなたの成功の基盤となっていくことだろう。そして勝者になったときも傲慢にならず学び続けることが大切である。
私が思うに敗北を恐れるなという言葉は間違いである。心から敗北を恐れ、勝利に執着するべきだ。そして敗北が最後ではなく、起点だと考え、敗北を恐れないほど強くなることが本当に大事なことだと考える。